バーチャル同人誌即売会「NEOKET」開催!感想とこれからの課題

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2021年1月30日 ピクシブ株式会社が主催となる、オールジャンルオンライン同人誌即売会「NEOKET(ネオケット)」が開催されました!

今まで大規模なイベントというとVRChatやClusterなど既存のプラットフォーム上で開催されていましたが、NEOKETはなんと独自のプラットフォームでの開催!

なので今までで最も「即売会らしいイベント」が開催されると期待されていました!

今回の記事では、バーチャルマーケットなど数々のVRイベントに参加してきた私が受けたNEOKETの素直な感想と、今後の課題となっているであろう点をまとめていきます。

NEOKETとは

まずは先にNEOKETの説明をしておきましょう。

簡単に言うと、インターネット上にデジタルで作った「国際展示場」で「コミックマーケット」のような同人誌即売会を行おうという企画です。

ComicVketなどVRChat上で同じようなイベントが企画されたこともありますが、以下のような問題があり、どうしてもコミケのようなワイワイ感を出すことができていませんでした。

  • 現実と同じように同人誌が大量にある空間を作るとロード時間が長大になる
  • 80人以上の人が同じ空間に集まることができない
  • 誰でも「自分の会場」を建てられるので不特定多数の人で集まり辛い

そんな中、NEOKETではなんと1000人同時に同じ空間に存在可能という異例の規模で開催されました!

ワールド選択画面。分母が1000になっている

流石に同時に1000人入ることはありませんでしたが、最大で200人ほど入っているワールドが出来上がってました!

200人以上いても特に大きな負荷を感じることのなく、スムーズに回ることができました!

閉幕の18:00ごろの写真。映っている人すべてプレイヤーである



ぶっちゃけどうだった?

超楽しかった!

ってだけだと記事にはならないので、具体的に。

売り子さんが居る

まず今までのイベントと大きく違う点として、各ブース内に「売り子」さんが居ること!

主催はサークル参加者の方に売り子として参加するよう推奨しているようでした。

NEOKETは開催時間が11時~18時までと実際のイベントに近い時間で開催されました。

ワールドも人数制限が実質無いに等しいので、インスタンスやチャンネルを分けて同じワールドを並列に立てられることはなく常に1つです。

結果、ブースに来た人は漏れなく「売り子さんの居るブース」を見る事になるわけですが、これがほんとに素晴らしい体験になってます!

こちらの漫画でもその素晴らしさが語られています!

たくさんの人でごった返すお祭り感

とにかく「人がたくさんいる」というのが視覚で分かるのがとてもいい!

自分の近くの人は姿がロードされて、遠くの人はシンボルだけで表示されるという形式ではありましたが、シンボルの数だけ人が居ると視覚で分かる!

会場に入った瞬間ブワーっと沢山のシンボルが現れるので、即売会の賑やかさを家にいながら視覚で感じられるという新しい感動を味わえました!

その場でカートに商品を入れられる

pixivが主催して作っているので、会場に陳列されている商品に触るとBOOTHの販売ページへとジャンプすることが可能です。

会場内で試し読みができるようにしてくれているブースもあって、気に入った商品があったらカートにいれて、後でまとめて支払いということができます。

デジタルなので荷物の心配をしなくていい代わりに、お財布のひもが緩みやすいという意見も・・・!

アバターを持ち込んでのコミュニケーション

NEOKETはVroidHubと呼ばれるサービスとも連携しています。

簡単に言うと、VroidHub上にアップロードされているモデルを自由に使えるということ

自身で3Dアバターを持っている方は、アップロードしてオリジナルのアバターを簡単に使うことが可能です!

見知った仲間と普段とは違う姿でイベントを回ったり、エモートやチャットを使ったコミュニケーションで遊べました!



NEOKETの今後の課題

即売会の雰囲気が楽しめるNEOKETですが、初回なので当然と言えば当然、多くの課題が残ったと感じています。

一部のVR機器が非対応

バーチャル空間での即売会ということで、VRで入ることも可能です。

しかし、今一番スペックが高いと言われている「Valve Index」が非対応でした。

これによりハイエンドユーザーの一部がVRモードで遊べない状態になってしまっていました。

VRでの操作性が悪い

私の持っている「HTC Vive」というVR機器は幸い対応していたので使用してみたのですが、移動の操作性があまりにも悪い。

ボタンを長押しして自分の移動先を示すポインタが表示され、そこに向かってワープする移動方法と、ボタンを連打することで任意の方向に少しづつ動く移動方法が用意されていました。

連打での移動は挙動がバグっているのか、しばらく使っていると前を押しても前に行かない挙動になってしまいました。

ワープ移動自体にはバグが無かったのですが、ブースの前に列形成用のテープが貼られており、テープの中に入らないとブースの前に行けず、このワープ移動ではテープの中に入れない仕様でした。

結果、VRモードでは正面からブースの前に入れない状態になってしまっていました。

モデルのロードが遅い/行われない時がある

自分の周囲のプレイヤーのモデルが優先的に表示される仕様になっていますが、いくら待ってもロードが行われない状態になることが何度かありました。

しかもモデルが見えないとプレイヤーの名前も表示されないため、自分からは見えているのに相手からはロード中で認識されていないといったすれ違いが起こります。

ブースの売り子さんもロードされない時があるので、せっかくの魅力的な点が失われてしまうのも大きな問題です。



その他、ボイスチャットが機能していなかったため、人はワイワイと居るのですが誰の話し声も聞こえないといった状態になってしまっているのも気になりました。

話し声、ガヤが聞こえるようになればもっと賑やかになるでしょう!


まとめ

さまざまな課題はありますが、それを補って余りある期待度の高さでした!

ナンバリングは付いていませんでしたが、きっと今後何度も開催され、その度に課題が改善されていくと信じています。

これからもNEOKETの動向には注目していきたいと思います!

追記:NEOKET全ブースの写真を撮ってきたのでまとめてみました。イベントの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

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