ボドゲの自作の始まりは既存のルールの改変、ハウスルールを考えるところから始まる気がする
これは制限した方がいいんじゃない?こっちのルールの方が面白くない?このカードはこんな風に使えたら面白いよね!なんて考えを巡らせていくうちに「これもう新しいゲームじゃない?」ってなる
こういったツイートをしたところ、少し反響を貰えたので深堀してみます。
ボードゲーム作りに向いている人ってどんな人だろう
ツイートの内容のようにルールの改変を思い付く人は、ボードゲーム作りに向いていると言えると思います。
今回はこのボードゲーム作りに向いている人について考えていきましょう。
ボードゲーム作りは大きく以下の3つの工程に分かれると考えています。
・ゲーム自体のルールや遊びをデザインする
・UIやイラストなどのグラフィックやデザインを考える
・イベント会場やSNSで出来上がったゲームを宣伝販売する
工程ごとに向ている人が違うと思うので、それぞれ解説していきます。
ゲーム自体のルールや遊びをデザインする
これは冒頭のツイートの内容と同じですね。
このゲームはこうやったらより面白くなるよね
私たちにはこっちの方のルールの方が合うね
6人用だけど3人しかいないからこれを抜いて調整してやろう
既存のボードゲームをプレイしている最中にこういった発想ができる人です。
このような考えの本質には「面白いものを皆と共有したい」という思いが込められています。
私の周りにいるボードゲーム好きの方も、こんな感じのハウスルールをいろいろ作っていましたが、気づいたらマーダーミステリーの作者になっていました。
より面白いルールの形をつい模索してしまう人は向いています。
もちろん、全員が該当するわけではありません。
既存の物を変えるのは得意だけど、新しく0からモノを作るのは苦手という方はたくさんいます。
そんな人は、ちょっと思考を「ゲームを良くする」から「ゲームを作る」にギアチェンジしてあげるだけで、自作のボードゲームをすぐにたくさん思い付くようになるでしょう。
ギアチェンジのきっかけは人によって違いますが、1つの参考例として以下の記事を読んでみていただければと思います。
UIやイラストなどのグラフィックやデザインを考える
このカードの数値もっと大きく目立つようにしたらいいのに
武器と防具で違う大きさのカード使えばもっと盤面整理しやすいよね
トークンをちゃんと色ごとに分けた方がいいよなぁ
こういう視点でゲームを見れる人はコンポーネントのデザインを考えるのに向いています。
システムが良くできていても、それを伝えるUIが悪いと魅力半減です。
悪いと「よく分からなかった」とバッサリ切られてしまう可能性もあります。
ゲームシステムと同等かそれ以上に見た目の分かりやすさは大切です。
ゲームシステムを作っている本人は意外とこの見た目を軽視してしまいます。
数値や効果を頭でわかった状態で組んでしまうため、見落としがちなんです。
こういった視点からゲームをテストプレイしてくれる人がいると、テストプレイ版からコンポーネントの質が格段に良くなります。
イベント会場やSNSで出来上がったゲームを宣伝販売する
人や商品の「良いところ」を見つけるのが上手かったり、具体的な点をあげて褒めるのが上手い人はイベント会場での販売やSNSのマーケティングに向いています。
また、自分で作ったものを自分でオススメする、いわゆる自画自賛をする必要があるため、それが苦じゃない人や、自分の創作物に自信を持てる人が向いています。
ゲームを作ったならそれを販売する方法を考える必要がでてきます。
ゲームを個人で製作している人はゲームマーケットなどの即売会での販売を目的にすると思いますが、いわゆる接客業に近いことをする必要があるので、ここにはどうしても向き不向きが出てきてしまいます。
私も元々接客なんてやったことなくて不安でしたが、やってみると意外と楽しいことに気付いたので何度か経験してから向き不向きを判断することをオススメします。
好きな気持ちに勝るものはない
結局のところボードゲームが好きという気持ちに勝るものはありません。
どんなに改善案が思い付いても、悪いデザインが指摘できても、販売することが苦にならなくても、好きなものでなければ続きません。
ボードゲーム作りに向いていると言われて作ってみても、最初は良いものが作れなかったり、売れなかったりと失敗や挫折を経験することになるでしょう。
そんな経験をしてでも、ボードゲームが好きだ、自分が面白いと思って作ったものを広めたい、という気持ちがあれば、次に繋がっていきます。
何事も成すためにはたくさんの経験と時間が必要です。
その経験と時間を確保するのに「好き」以上に向いている要素はありません。
まとめ
ボードゲームを自作するのに向いている人は、大きく3つの系統に分かれます。
より良いシステムやルールをつい考えてしまう人
気になるUIやデザインを見つけて突っ込みをいれがちな人
良いところ、面白いところを見つけて褒めることができる人
そしてそれ以上に向いている人はボードゲームが好きな人です。
好きで活動を継続できるのなら、試行錯誤しながら創作を続けられるなら、きっとあなたはボードゲーム作りに向いている人です。
この記事がボードゲーム作ろうかな?と思った人の背中を押せていれば幸いです⭐
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