株式会社って何となく分かる気がするけど実はちゃんと分ってない…
投資するってどういうこと?
こんな方に向けた記事です。
「株式会社」とか「投資」って名前、何となく聞いた事がありますよね。
でもいざ説明してって言われると「えぇと・・・」ってなる人も多いんじゃないでしょうか。
この記事では株式会社って何なのかをめちゃくちゃかみ砕いて説明したいと思います。
難しい話は専門の人に任せて、一般人目線でかる~く説明する内容なので、肩の力を抜いて読んでください。
■株式会社って何?
株式会社は「株券」をお金持ちの人達に買ってもらって、それを資金にして商売している会社のことです。
株券とは、お金とか金券とか引換券とかと同じものという感覚で大丈夫です。
例えば、あなたが「株式会社を作ろう!」と言って1枚1万円の株券を1000枚作り、それを他の誰かに全部買ってもらえれば、1000万円のお金が手に入るわけです。
会社は手に入った1000万円を使って、商品を仕入れたり、お店を建てたり、人を雇って商売をして売り上げを出そうとするわけですね。
これが株式会社と呼ばれる会社の仕組みです。
■株式投資って何?
株式投資とは「株式会社の株券を買う」という意味です。
1枚1万円の株券を1000枚、つまり1000万円分の株券を買うことを、「1000万円投資した」と言います。
どうしてこんなことをするのか。それは株券の価値が上がることに期待しているからです。
株式会社が儲かれば儲かるほど、株券の価値は上がっていくんです。
例えば、1枚1万円株券を売って1000万の資金を得た株式会社の商売が上手くいって、3000万円の儲けが出たとしましょう。
すると、1枚1万円だった株券は1枚3万円の価値に変わります。
1000枚の株券を買ってた人が全ての株券を売れば、1枚3万円を1000枚なので3000万円手にすることができます。
1000万円を投資して、3000万円を手に入れられたということになりますね。
これが株式投資の仕組みです。
あれ?株券を全部売られたら、会社潰れるんじゃない?
確かに、株券を持っている人が全員株を売られちゃうと、会社は資金が無くなってしまいます。
ただ、実際は社長が株を半分ほどの株券を自分で買っていたり、親会社が株を持っていて個人が株を全部売っていきなり倒産!なんてことにはならないようになっています。
■株式会社は誰のもの?
ここでちょっと根本的なお話をします。
株式会社って誰のものなのでしょうか。
会社で一番偉いのは社長!だから会社は社長のものでしょ?
私も以前はそう思っていましたが、これは間違いです。
株式会社の持ち主は、株券を持っている株主です。
社長は株主から経営を任されている会社員に過ぎないんです。
株券は株式会社がお金を集めるために発行するものと説明しましたが、これは「自分の会社の経営権を売っている」のと同じなんです。
株券を10人の人が持っていれば、10人ともその会社の持ち主ということになります。
そして一番発言権が強いのは、もっとも多くの株券を買っている大株主です。
極端な話、大株主が「社長、この会社辞めて」って言えば社長は辞めるしかありません。
社長自身が大株主になっている株式会社もいっぱいあるので、一番偉いのは社長というのが正解となる企業もあります。
■まとめ
株式会社は、株券を発行して投資家の人に購入してもらって資金を調達し、そのお金で商売をする会社のこと。
投資家の人は株を買った会社が上手く商売に成功すれば、株券の価値が上がって得をするし、失敗すれば損をする。
株式会社は株主のものであり、社長とは経営を任されている会社員である。
以上が「株式会社」というもののめちゃくちゃ簡単な説明となります。
株の価値がどんなふうに決まってるのか、どう変動するのか、投資家は何を判断して株を買うか決めているのか、皆がどんな株式会社の株でも買えるのか、上場企業とは・・・
とかとかいろいろ複雑な話が出てくるのですが、これらはまた別の機会にて。
この記事が投資に興味を持つきっかけになれば幸いです⭐
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