早く2次元の女の子とキャッキャウフフできる未来、来ないかなぁ
実はもう来てるんですよね、その未来。(中身は男性が多いですが)
今回はVRSNSを3年ほど続けている私の視点から、今の「バーチャル世界」がどんな感じなのかを皆さんにお伝えしたいと思います。
記事の内容
- バーチャル世界で使われているハードウェアの紹介
- バーチャル世界のアバター文化について解説
- バーチャル世界でどんなイベントが開催されているか紹介
私の活動圏が主に「VRChat」に偏っているため、主にVRChatの世界が話のメインになる、ということはご了承ください。
尚、バーチャルYoutuberのお話は出てきません。
ハードウェア
まず最初にVRに欠かせないヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)のお話。
パソコンとモニターだけあれば遊べるモノもありますが、それはやっぱりなんかバーチャル世界というにはちょっと違う。やっぱりVRを被って360度仮想世界に入り込むのがバーチャルな感じ。
一般の人にも手が出るくらいにはなりましたが、まだまだ発展途上な技術だし、値段もお高い。
イメージとしては初期のパソコン(マイコン?)。趣味として持つ人は結構ニッチで限られた人だけという感覚です。
頭に被るHMDと、両手に持つ二つのコントローラーが基本セットで、それに腰、両足の動きまで認識させるようにする「トラッカー」という拡張パーツがあります。
以下ではバーチャル世界でよく使用されているHMDを3つご紹介。
Valve Index
Steamの運営会社であるValve Corporation が開発したHMD。
広い視野角と高い解像度から、他のHMDに比べて綺麗な画像表現が魅力。つまりハイスペック。
コントローラーに指認識の機能がついているのが特徴で、対応するソフトであれば握る、手を開く、ピースなど指の形を自在にゲーム内で再現することができるのが大きな特徴。
ただしとても高価(12万5800円税抜)で、要求されるパソコンのスペックもかなり高い。しかし人気も高く、常に売り切れ状態が続いており、再販しても3日と持たずに完売する日々が続いている。
お高い分、性能は折り紙付き。今新しくガッツリVRを始めたいという方にはまずこれをオススメしたい。
Oculus rift s
比較的お手頃な価格(4万9800円税抜)で購入できるHMD。
お手頃といっても5万は超えるし、それなりのPCスペックは要求される。
コントローラーが直感的で使いやすいと評判で、バッテリー内蔵型の充電式ではなく、別途乾電池を入れ替えるタイプ。これは、電池が入れ替えるのがめんどくさいという意見がある一方、内臓バッテリーは替えが利かないから嫌という意見もあり、賛否両論。
あとHMD本体が500gしかなく「軽い」というのもメリットですね。頭に被り続けるものなので。
rift s 以外に、PCに繋げず独立起動できるOculus Quest なんてものもあります。
HTC VIVE PRO
Valve Index が登場するまではハイスペックの座をほしいままにしていたHMD。
お値段も13万9545円税抜とValve Index 以上!
しかし性能面は後発であるValve Index のほぼ下位互換になってしまっているのが現状。コントローラーが丈夫というのが取り柄といえば取り柄。(重くて大きいけど)
以前は「Pro」のつかない「HTC VIVE」という7万円前後で買えるミドルとハイの間くらいの機種があったんですが、残念ながらそちらは生産終了してしまわれました。
値段的にも性能的にも、手に入るのであればValve Index の方がいいというのが現状です。
トラッカー
HMDではないですが、話に出したので一応ご説明。
この丸い形のトラッカーを腰や足首に付けることで、フルトラッキング(全身を認識)することが可能となります。
1個1万2500円前後。腰と両足なので3つ必要になります。安いHMD1個分くらいしますね!
こんな風にクロッグに付けたりゴムベルトに付けて使います。
アバター文化
バーチャル世界、とりわけVRChatだと、アバター文化がかなり広まってきました。
独特なのは、3Dモデルデータを個人が作成、販売、購入し、それを改造、改変して自分のアバターとして使うという文化なことです。
主にBoothやバーチャルマーケットで取引されています。
2年ほどからこの文化は広まりだして、当初は数えるほどしか3Dモデルは販売されていませんでしたが、今では本当に数えきれないほどの3Dモデルが販売されています。
人気のモデルをいくつか並べておきます。興味を持たれたらサンプルページを覗いてみてください。かわいいです。
沢山のアバター本体が売られていますが、そのアバターに対応した小物や衣装を、元のアバター製作者ではない方が製作、販売しているというのも面白い文化の1つです。
ドレスや水着、髪飾りに始まって、髪型や体の形まで変えてしまうパーツも売られています。
アバターに依存しない武器やメガネなどのアクセサリー類も人気商品です。
これらのアバターとパーツを組み合わせ、時には自分で3Dソフトを使って形を変えたり、色を変えて自分だけのオリジナリティーを出して楽しむ、これがVRChatでのアバター文化です。
イベントの開催
つい先日にもComic Vket というバーチャル空間での同人誌即売会という新しい試みが行われていましたが、その他にも企業やユーザーが企画するイベントが沢山行われています。
一番大規模なのは、やはりバーチャルマーケットですね。
年に2回開催されていて、次回で第5回を迎えます。毎回様々なコンセプトのワールドを舞台に、個人製作物が展示される、現時点でバーチャル空間最大のお祭りです。
イメージとしては「コミケ」を連想してもらい、それのバーチャル空間版と捉えてもらえれば大体あっています。
バーチャルマーケットは企業が企画、開催、運営している大規模なものですが、個人の企画イベントも日々行われています。
最近は特に、音楽イベント、DJイベントが盛んな様子です。
他にも、週末にバーを開いて飲み会会場を提供している人とか、毎朝ラジオ体操をやってたり、モーニングカフェを開いて交流している方々、キャバクラやガールズバーなんかもあったりします。
終わりに
とにかく熱量がスゴイ!
3Dモデルを作る人やイベントを開催する人、遊べるゲームワールドを作る人に皆が便利に使えるツールを開発する人などなど、とにかくクリエイトする人の熱意と行動力が物凄い世界です。
もちろん、それほど熱意なくまったりと過ごす人も沢山いますが、割と皆さん「自分の理想のアバター」を求めて日々調整や探求を行っている方々な印象です。
それでも、バーチャル世界はまだまだ黎明期な印象を受けるので、これからの変化がとても楽しみです。
この記事で一人でも多く、バーチャル世界に興味を持ってもらえたら幸いです⭐