投資初心者？ならまずドルコスト平均法を知ろう！

こんな方に向けた記事となっています。

投資を学んでみたいけど何を学んでいいのか分からないという声をよく聞きます。

軽く調べるだけでも、チャートの読み方、企業分析方法などが出てきて何から学んでは良いのか分からない状態になってしまうと思います。私も数カ月前に投資を始めた時はそうでした。

そんな私が投資初心者の方が真っ先に学んでおいた方が良いと思うものが、ドルコスト平均法という投資方法です。

この記事ではドルコスト平均法とは何か、そのメリットデメリットをお伝えしていこうと思います。

投資初心者はドルコスト平均法を知ろう

投資に興味を持った方にはぜひともドルコスト平均法を知ってもらいたいです。

ドルコスト平均法とは、毎月一定額のお金をコツコツと投資していくという方法です。

投資に回せる資金が１０００万円あるのであれば、１月に１００万円、２月に１００万円、３月に１００万円という風に資金を分割して投資します。

もし給料が手取り２０万円あるのであれば、月に２万円ずつコツコツ投資していくというのがドルコスト平均法を使った投資です。積み立て投資の一種ですね。

メリット

ドルコスト平均法のメリットは以下の二つ。

資産が安定して増えやすい

ご存知の通り、株価というのは常に上下しています。

例えば、１月に１株１００円の株を、１００万円で１万株買ったとしましょう。

２月では１株２００円に上がっていたので、１００万円で５千株買います。

３月には１株５０円にまで下がっていたので、１００万円で２万株買います。

合計であなたは３００万円かけて３万５千株の株を買ったことになります。

そして４月にまた１００円に株価が戻っていたら、３万５千株×１００円で３５０万円の資産をもっていることになります。

１月と４月で株価は変わっていないのに、５０万円分も資産が増えているわけです。

株価が一時的に下がっても、最終的に株価が元に戻った、または株価が今よりも上がった場合、下がった時に多くの株を買える投資法なので結果的に得をするというわけです。

一度にガッと株を購入してしまうと下がった時の精神的なダメージは大きいですが、ドルコスト平均法は下がると嬉しい投資というわけですね。

簡単

何も考えずに同じ額を買い続けるだけなので、とても簡単です。

「株は安い時に買って高い時に売る」のが一番いいというのは誰でも分かることですが、それをやるのはプロの投資家でも難しいものです。

投資を始めてみると分かりますが、買う時は「今は安い時なんだろうか」「もっと安くなるタイミングがあるんじゃないだろうか」と不安になりますし、買ってからも「今から下がったらどうしよう」「もっと後で買うべきだったかも」なんて無限に不安になります。

しかしドルコスト平均法なら、同じ額を機械的に買い続けるだけで済むので精神的な負担がとても軽いわけです。

デメリット

今度はドルコスト平均法のデメリットのお話です。

順調に上がると儲けが少ない

メリットの所では株価が倍になった時、半分になった時で購入していました。

しかし１００円だった株がそれ以後下がらず、ずっと値上がりし続けた場合は、最初にガッと沢山株を購入していた方が儲けが多いわけです。

買った時が底値だった！一度も株価が下がらず上がりっぱなしだった！という場合には、ドルコスト平均法はあんまり儲からない投資法となってしまいます。

ただそんなことは滅多に起こらず、むしろコロナショックなど世界的な大暴落が定期的にやってくるのが株式の世界なので、よほどのことが無い限りこのデメリットはデメリットと言えません。

退屈

メリットで書いた「簡単」のデメリット面が「退屈」ということになります。

株というと一日中モニターとにらめっこして安い時に買って高い時に売る！みたいなイメージを持っていると思いますが、ドルコスト平均法は淡々と月１で買い付けを行う方法なので、そういったやり取りは行いません。

証券口座で毎月一定額買い付ける手続きを行えば、後は株のことを忘れていても勝手に購入し続けてくれるわけです。

いわゆるトレーダーのような華々しい感じの取引ではないので、そういったものを望む人にとっては退屈となるでしょう。

まとめ

ドルコスト平均法は、大きな利益を生み出すというより、値段が落ちた時でも安定した資産形成を行える防御の投資と言えるでしょう。

もっと言うと「ほぼ負けない投資方法」なので、リスクを嫌う、負けを嫌う日本人にぴったりなオススメの投資方法というわけです。

まずはこのドルコスト平均法を理解し、少額で投資してみながら投資を学んでいってほしいと思います。

以上！あなたの人生に新しい投資という選択肢が加わることを祈ります！