自作ボードゲームのマニュアルは翻訳するべきか

私は4年ほどゲームマーケットに出品側で参加しているのですが、年々参加者数は増大しており、それに伴って海外のボードゲーマーさんが会場内を物色する姿を見かける機会がどんどん多くなってきていると感じています。

しかも、取材班腕章を付けていたり、青い名札を付けてゲストとして招かれている方も数多く見かけるのです。

趣味で来ている方もいるでしょうが、良いゲームがあれば海外展開してもらおうと考えている方も来られているでしょう。そして、これからそういった方はどんどん増えてくると思います。

じゃあ完全翻訳した英語版も作った方がいいのかな
でも翻訳って難しそうだし英語力全然ないし・・・
もう日本向けだけに作っておけばいいんじゃない?

分かります。日本語のマニュアル作るだけでも大変なのに英語版とか・・って私も思いました。

この記事では、そんなゲームマーケットの現状を見て、自作のアナログゲームの翻訳は必要なのか、翻訳したらどんな効果があるのかということに関してまとめてみました。


先に結論を言います。

マニュアルは翻訳されているにこしたことはないが、無くていい。

大事なのは、即売会会場で一言の英語の説明があるかどうかだ。

これらの理由を解説していきます。


なぜ翻訳する必要があるのか

そもそも何故翻訳する必要があるのでしょうか。

それは海外に向けて自分のゲームを発信するためです。

もちろん、日本国内だけで売り出せればいい、海外展開何て考えない!という方は、翻訳する必要性はないかと思います。


日本のボードゲーム市場は、50億円ほどではないかと言われています。

それに対して、北米は150億円、フランスは300億円、ドイツは500億円と、圧倒的に大きい市場が広がっています。
(市場規模の情報ボドゲーマさんの記事から引用)

そんな市場を無視して国内だけに目線を向けるよりも、少しでも国外の市場に飛び出せる可能性があるのなら、それを試してみる価値は十分にあると思います。

ゲームマーケットでスカウトを受けて海外展開を果たしたという事例もあります。

せっかく作ったゲームなのですから、できるだけ多くの人に届けたい、なるべく多く売りたいと思うのは製作者ならばみんな同じではないでしょうか。


翻訳の効果

翻訳するとどんなメリットがあるのかを考えてみましょう。

例えば自分が外国のゲームマーケットに参加したと仮定して、現地の言葉で書かれたパッケージやマニュアルがずらっと並んだ会場に入った時、どう思うでしょうか。

日本語で書かれてたらいてたらなぁ・・・

そう思うと思います。そしてその中に日本語で書かれたゲームを見つけたとします。

手に取ってみたくなるでしょう

自分になじみの薄い言語が沢山ある中で、自分の国の言葉で書かれたモノを見つけたら、それだけで何だか嬉しくなってテンションが上がるわけです。


何を翻訳するのか

この記事はマニュアルを翻訳するのか、というのが題材ですが、マニュアルを全て翻訳するのはかなりの重労働です。

もちろん、外国の方が英語に翻訳されたマニュアルを見れば、自分の作ったゲームの内容をより詳細に理解してもらえることに繋がるでしょう。

英語に翻訳されたマニュアルがあった方がいいのは間違いありません。

しかし、まずやるべきなのは、もっと効果的なものの翻訳です。


それは、ゲームのジャンル、およびゲームのキャッチコピーの翻訳です。

ゲームマーケットの会場内は多数の出展者がいるため、参加者の目線から見ると私たちが作ったゲームというのは600、700あるゲームのうちの一つでしかありません。

そこに翻訳されたマニュアルだけが置いてあっても、気づかれない可能性が高いのです。

それよりも、ディスプレイに英語で「Communication Game」や「This game like Poker + Catan」といった一言でいいので、自分の出しているゲームジャンルを端的に表した一文をポップなどに書いて張り付けておく方が効果的です。

今ではGoogleの翻訳もかなりの精度で行ってくれますし、ゲームジャンルなら検索すれば英語で書かれたものなんていくらでも出てくる時代です。

ほんのひと手間かけるだけで、海外から来た方の興味をぐっとひけるようになるわけです。やらない手はないでしょう。


おわりに

日本に興味を持ってこられた海外の方というのは、日本人がそれほど英語が得意でないというのは分かって来ているので、英語で伝えるハードルはかなり低いと思って大丈夫です。

多少間違っていても、ニュアンスが伝われば問題ないと開き直りましょう!

もし海外展開のお話を貰えたのなら、基本メールでのやり取りになると思います。

文字になれば、翻訳サイトの力でなんとでもコミュニケーションは取れるので、心配せずにどんどんチャレンジしていってほしいと思います。

今後多くの日本産ボードゲームが世界に向けて発信されることを祈っています。


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