ボードゲームって、長くプレイしているとだんだん自分でも作ってみたくなる魅力がありますよね。
ボードゲームを自作している人が友達に居る方は、テストプレイを頼まれることって結構あると思います。
でもいざ頼まれて、何をすればいいのかなって思ったり、テストプレイしてみても「面白かったよ!」しか言えなくて力になれたのかな・・って思ったりしたこと、あると思います。
この記事では、自作のボードゲームのテストプレイをお手伝いするときに、どんなことに気を付けておけばいいのか、どんな心構えでプレイすればいいのかを解説します。
まだテストプレイしたことないけど友達が作ってる、近々テストプレイに呼ばれそう、といった方が自信を持ってお手伝いできるようになります。
最初はテストを意識しない
初めてプレイするときは、「穴を付いてやろう!」とか「気の利いた事言ってやろう!」と意気込まず、一人のプレイヤーとしてゲームを楽しんでください。
なぜなら、テストプレイをお願いした側は、一般の買ってくれた人たちがどう感じてどんな風にプレイするのかを一番に知りたいからです。
「テストプレイだから何か矛盾点を見つけよう」とすると、どうしてもそっちに意識がいってしまい、純粋にゲームが楽しかったのかどうかが分からなくなってしまいます。
一人の購入者、または買った人に一緒に遊ぼうと誘われた、という仮定でプレイして、その時に面白いと感じた所、いまいちだなと感じた所、分かりにくかったルール、自分ならこのゲーム買う、買わないといったことを素直に伝えてあげてください。
初見プレイは1人1回しかないとっても貴重な機会なので、その時の体験を余すことなく伝えて上げると、作者はとても喜びます。
もちろん、お願いされるときに「感想は良いからルールが破綻しないかを見てくれ!」って言われていたのなら、普通にプレイするより破綻がないかを見つけることに注力してあげてくださいね。
同じプレイングをしない
特定のデッキを組むゲームや、さまざまな戦法が使えるゲームを2度3度とテストプレイするときは、なるべく同じプレイングをしないようにするといいでしょう。
テストプレイするゲームが4人用で、100個売れたのなら多少の違いはあれど、初見プレイだけでも400通りの遊び方があるわけです。
しかし100回も200回もテストプレイするなんて、個人規模でできるものではありません。
少しでもいろんなパターンを試せるように、1度使った戦法や別の人が使ったデッキ構成は使わずにプレイしてあげてください。
その中で、「バランスを崩す強い組み合わせがある!」と気付いたら、黙って使い続けたりせずにすぐに作者やテストプレイしている皆に共有しましょう。
目的はゲームを楽しんで無双することではなく、テストプレイですからね。
「大丈夫だろう」はアウト
「これはテキストに書いてないけど、きっとこっちの処理が先だから問題ないだろう」
こんな思考になることが結構あると思います。これ、作者的には赤信号です。
テキストやマニュアルに書かれていないということは、作者が想定していない処理である可能性が非常に高いんです。
それを誰も指摘せず、作者も気づかないまま発売すると、購入者からtwitterやメールでルールに関する指摘や質問に繋がる可能性があります。
想定していても記載を忘れていたというケースもあるので、書かれていないのにできそうなコンボや、明らかに矛盾している表記に気付いたら、実際にそれを使ってみたり、伝えたりして作者に確認させてあげましょう。
終わりに
大切なのは、初回は純粋に遊ぶ、それ以降は気付いたことは細かいことでも1つ1つ作者に確認してあげることです。
作者が求めているのは感想、そして指摘です。
もちろん、キツイ言葉とか心無い言葉とかは普通に傷ついちゃうので、ちゃんと言葉は選んであげてくださいね!
友達に「テストプレイしてくれ」って頼まれたけどやったことない
普通に遊べばいいのかな?何か言ってあげた方がいいのかな
できるだけ力になって上げたいな・・・