長期投資って何をすればいいの?
高配当株?インデックス投資?どっちの方がいいの?
こんな方に向けた記事となります。
様々な投資本や動画を見ていると、主に二つの投資方法がオススメされています。
それが「高配当株投資」と「インデックス投資」です。
この記事では、それぞれがどんな特徴があるのかをまとめていきます。
高配当株投資とは
株を買うと一定期間ごとに「配当金」を払ってくれる企業があります。
この配当金は持っている株の数が多ければ多いほど、投資している金額が多ければ多いほど多くなります。
配当金の割合が5%、株価1000円の株を100株、つまり10万円分持っていると、毎年10万円分の5%である5千円が配当金として証券口座に振り込まれるわけです。
一般的に4%以上の配当金が出ると高配当と呼ばれています。
全ての企業が配当金を払うわけではない
配当金を払うということは、会社のお金が減るということです。
企業が成長するには資金が必要です。
企業は株主から集めた資金を基に商売をして、より多くの資金を手に入れ、そして更に大きな商売をして大きな資金を手に入れ・・・と倍々ゲームで成長していきます。
つまり配当金を払わず全部商売に回した方が企業は成長できるんです。
なのになぜ配当金を払うのか。
いろいろ理由はありますが、一番は株主へのお礼という意味が強いです。
大きく成長しきった、安定した収益を出せるようになった会社が株主たちへと還元していくために配当金を払っているイメージです。
逆に絶賛成長途中!という企業は配当金を出していないことが多いです。
配当金の割合は変動する
企業ごとに配当金の割合は違いますし、時期によって変動もします。
赤字続きの会社は株主に配当金を払っている場合ではない!ということですね。
配当金目当てでその企業の株を持っていた場合は価値が無くなってしまうため、別の配当金を出す会社を探す必要がでてきます。
定期的に「今株を持っている会社はちゃんと配当金が出てるか?」を確認するメンテナスを行う必要があるということです。
払われるたびに税金がかかる
株式による利益には、20%の税金が掛かります。
配当金にもそれは適用されるため、配当金で10万円貰った場合、20%減の8万円が手元に入ってくることになります。
配当金を受け取るだけなら特に問題は無いのですが、得たお金を再投資しようとした場合、毎回20%引かれた金額を再投資することになるため、インデックス投資に比べて効率が悪くなってしまいます。
インデックス投資とは
「インデックス」とは投資信託の形態の一種で、「特定の指数に連動して動く株価」に対して投資することを言います。
例えば、日経平均の動きと同じになるように沢山の日本の株式会社から株を購入していくという感じです。
日経平均と同じ値動きになるので、日本全体の景気が良くなると儲かるということです。
「インデックス」の逆は「アクティブ」といって、証券会社の人間がイイ感じに上がりそうな会社を狙い撃ちして株を買ってくれるというものです。
ただ最近ではインデックス投資の方がアクティブ投資よりも安定した成績を残せるため、インデックス投資がオススメされています。
管理がほぼ必要ない
高配当株投資と違って投資信託、つまり株の盛り合わせを証券会社が管理してくれます。
一度購入すればほぼ放置でOKというのがメリットであり、つまらないというデメリットでもあります。
難しいことが必要ないので、株の勉強をそこまでしたくないという人はインデックス投資のほうがオススメです。
ドルコスト平均法も併せて
ドルコスト平均法という投資方法があります。
毎月一定額分だけ株を購入していくというだけの簡単な投資方法です。
月3万円分の株を買うと決めたら、株価が高くなってるときはその分少なく、株価が安くなってるときはその分多く株を買っていくわけです。
例えば、1月に株価が1000円の株を30株を購入して3万円分の株を所有することになります。
しかし、2月に株価が500円になって、所有している株が1万5千円の価値に下がってしまいました。しかし気にすることなく3万円分の60株を購入し、所有している合計が4万5千円となります。
そして、3月に株価が1000円に戻りました。すると所有していた株は合計90株だったので9万円になります。
もし1月に6万円分一気に買っていたら、2月に3万円になってしまって哀しい思いをして「もういやだ!」と損切りしてしまうかもしれませんし、乗り越えて3月になっても元の6万円にしかなりません。
こうやって長期的に、分散して投資することで株価が下がってしまった際のリスクを抑えることが可能となるわけです。
売るタイミングが難しい
「出口戦略」と呼ばれますが、どのタイミングで売るかがとても難しい投資方法です。
高配当株の場合は一定の期間ごとに配当金が入ってくるのでそれを使えばいいのですが、インデックス投資はそういった配当は出てこないため、どこかで持っている株を売る必要があります。
株価は常に変動しているので、売るなら高いところで売りたい、でもどこで売ればいいんだろう・・・といった迷いが生じて、結局売れずに貯めるだけ貯めてそのまま死んでしまう・・・なんてこともあるそうです。
どこまで貯めるのか、いつ使いだすのか、どんな風に切り崩していくのか、そんな「出口戦略」をしっかり立ててから始めないと終わらない投資に生活になってしまう可能性があるということです。
まとめ
高配当株投資、インデックス投資どちらも一長一短があります。
大切なのは、「何を目的とした投資なのか」です。
老後資金を貯めるためなのか、不労所得を得るためなのか、そういった目的をしっかり決めて、その目的に合う投資方法を選んでいきましょう。
この記事が投資を始めるきっかけになれば幸いです⭐
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