初めて自作のボードゲームができた!早速イベント会場に持って行って売るぞ~!
その前に!ちゃんと宣伝はしているでしょうか。
私も最初は何の宣伝もせずにイベント参加して、3つしか売れなかったなんて経験をした覚えがあります。
事前に宣伝をしているかしていないかで、イベント会場での客足、そして売り上げには大きな差が出ます。
記事の内容
- ボードゲームを宣伝することの大切さ
- 具体的な宣伝方法について
- 価格帯によって求めている情報が違います
ボードゲームを宣伝することの大切さ
イベントの前にボードゲームを宣伝することはとても大切です。
なぜなら、人は知らないものを買うことはできないからです。
国内最大のアナログゲーム販売イベントであるゲームマーケットでは、2019秋の一般出展ブース数は土曜日641、日曜日520と発表されています。
同じサークルが土日も出展している例もあるでしょうが、概算で約1000種類以上のゲームがイベント会場で販売、陳列されているということになります。
あなたが無名な人で、初めて作ったゲームをこの中にただ並べただけだと、参加者の目に留まる確率、手に取ってもらえる確率がどれくらい低いのかは想像に難くないでしょう。
自分が一般参加してゲームマーケットに入った時に、事前に知らなかったゲームの数と、実際にその中から買ったゲームの数を想像してみるのも良いでしょう。知らなかったゲームは大量にあるし、買ったゲームは極々わずかなはずです。
どんなに面白いゲームであっても、知らないものを買うことはできないですし、見たこともないものより見たことがあるものに興味を惹かれるのが人間の心理です。
もちろん、イベント当日にブースの前で声をかけたり、見本品を提出してそこから興味を持ってもらって購入してもらうこともあるでしょうし、それがイベントの醍醐味だと私も思います。
しかし、参加者のお財布の上限は限られていますし、事前に知っておいてもらった方が最終的に売り上げが伸びるのは間違いありません。
自分の作った商品を、イベント前に宣伝しておくことはとても大事なんです。
具体的な宣伝方法について
では、実際にどのような宣伝方法があるのでしょうか。
今回はその方法を3つ上げてみます。
TwitterなどのSNS
SNSはとても優秀な宣伝媒体です。
コストもかからず、それほど手間をかけなくても情報の発信が行えます。
宣伝を行う際は、サークルの情報発信専用のアカウントを作ることも視野に入れた方がいいでしょう。情報収集を目的にする人にとって、特化した情報を扱うアカウントは、日常のつぶやきや雑記を混ぜたアカウントより高い宣伝効果が期待できます。
ただ情報発信するだけでは届きづらいので、画像を付けて商品紹介をしたり、ハッシュタグを付けてイベントの情報を集める人に向かって情報を発信するなど、目につきやすいようにする工夫は必要になります。
youtubeでインスト動画を上げる
youtubeにインスト動画を上げるというのも効果的です。
実際のゲームの流れやルール、面白さが把握できますし、コンポーネントの内容も見ることができます。
今はスマホのカメラ機能も進化しているので、スマホ撮影した動画でもyoutubeで見るのに十分な画質が確保されています。実際のプレイ風景を撮影してアップロードするだけでも、十分に効果は期待できるでしょう。
ただ、プレイ時間の長いゲームだと動画が長くなりすぎて見て貰えない可能性も上がるため、可能であればカット編集だけでもいいので行い、10分程度にまとめるのが良いと思います。
私はボイスロイドを使ったインスト動画を上げたりしていて、そこそこ良い評価を貰えていますので、もしこういった動画にチャレンジしてみたいといった方は是非やってみてください。
ゲームマーケット公式HPのブログを書く
ゲームマーケットへ参加する際は、公式HPでのゲーム紹介時は必ず書くようにしましょう。
ゲームマーケット参加者の方は、カタログで見かけたゲームをチェックしたり、参加待機列に並んでいる最中などに公式HPのゲーム紹介を見に来る可能性が高いためです。
公式ページのトップでは新着記事が上に来るようになっているのですが、宣伝合戦による連続更新が激しく、1日の更新回数が制限される対策がなされたエピソードがあり、公式ブログの宣伝効果の高さを物語っています。
記事の書き方ですが、ゲームマーケットでは参加申請を行った方全員にブログ、ゲーム紹介記事を書くためのIDとパスワードを発行してくれるので、これを使うことでブログとゲーム登録を行えます。
単独ではなく掛け合わせて使う
紹介した宣伝はどれも単一で行っても効果を発揮しますが、掛け合わせることでより高い効果を発揮します。
Twitterで宣伝しながらyoutubeへの動画リンクを張る、公式HPの紹介ページにTwitterやyoutubeへのリンクを張るなど、それぞれの利点を活かして宣伝をおこないつつ、別の宣伝方法に対しても誘導してあげることで、より参加者が知りたい情報に繋げることが可能になります。
価格帯によって求めている情報が違います
Twitterでの書き込みや、イベント会場での参加者の反応を見ていると、価格帯によって求める情報が違ってくることが分かってきました。
低価格で短時間で終わるような、内容が軽いゲームに関しては、ゲーム性よりもむしろパッケージイラストやコンポーネントのインパクトが購入の決め手になる傾向が強いです。
一方で、高価格で長時間かかる、内容が重いゲームに関しては、ブランド力、ゲーム性の方が重視される傾向が強いです。
低価格のゲームであれば、パッケージで惹かれたもの、勘で面白そうと思ったものをパッと買うことができますが、高価なゲームはそれ相応の対価を払う価値があるのかをじっくりと吟味されます。
これは別にボードゲームに限らず、普段の買い物でも同じことですね。
ちょっとした安いイヤホンなら特に性能比較とかはせずに買いますが、数万円する高いイヤホンを買いたいとなると様々な情報を入手して、他社製品と比較して、値段に見合うかを考えますよね。
販売する予定のゲームの価格が低価格なものならパッケージやインパクト重視の宣伝を、高価なゲームであるならば、ゲーム性や面白いと感じられる点を重視した宣伝を行う方が、より効果的です。
終わりに
最も効果的な宣伝方法は、「ボドゲカフェなどで試遊してもらう」というものなのですが、物理的な限界や人数的な限界もありますし、昨今の感染症の影響でその手を使いづらくなってきているのが現状です。
そのため、今回はネット世界での宣伝方法にのみ絞ってお伝えいたしました。
この記事がこれからボードゲーム製作を始める方の助けになれば幸いです⭐