私もずっと同じような考えで過ごしてきました。
「お金持ちの人は元々お金持ちな家に生まれてるからお金があるのであって、一般的なサラリーマンにはそんな生活は夢のまた夢だ」って。
でもyoutubeや様々なblog、本を読んでいると、0からスタートしてそんな生活を送っている方々を多く見るようになってきました。
中には20台でそんな生活を実現しているような人がいて、そういった方々は得てしてひたすらに行動して失敗を繰り返しているんです。
今回はそんな方々の一人、両学長が執筆されている「お金の大学」から、経済的自由を手に入れるための5つの力について書いていきたいと思います。
もちろん、この記事で本に書かれた全てのことを伝えることはできません。気になった方は、是非購入して読んでみてください。きっと今すぐ動きたくなります!
貯める ー支出を減らす力ー
まず最初は貯める力、つまり「節約」です。
「へ?経済的自由って言ってるのに稼ぐ方法じゃなくて節約の話なの?」って思うのは正しい反応だと思います。私もそうでした。
何故最初に節約の話かというと、「お金の大学」にも書かれていますが、経済的な自由を手にするための行動を起こそうとしたときに、最も簡単に実行することができるモノだからです。
本では人生の6大固定費と銘打って、「通信費」「光熱費」「保険」「家」「車」「税金」の節約方法が書かれています。
例えば、携帯を格安SIMに変える、保険を見直すための基準、持ち家や車の必要性の考え方、サラリーマンでは節税は難しく、事業所得では節税の効果が高いなどなど・・・
特に保険の話はとても為になりました。
日本の社会保険の仕組みがどうなっているのか、どれだけ優秀で、個人の保険を掛ける必要性の薄さには目から鱗といった感じです。
そしてなんと、この章だけで半分以上のページが使われています。
それだけ今の日本人が無駄に出費をしてしまっている、それを押さえるだけでぐっと経済的自由へ近づけるということの証なのでしょうね。
稼ぐ ー収入を増やす力ー
続いて皆さんが知りたがっていた稼ぐ力。
まずはメルカリでモノを売ってみるとか小さなことから始めて、「稼ぐ実感」と「どうやったらもっと稼げるだろう」という思考を養うことが大切と書かれています。
これ私もとても実体験を持って思うことで、自作のアナログゲームを作ってゲームマーケットで初めて売れた時はすごく嬉しい気持ちになったんですね。
そして、次はどんなものを作ろうか、どんなものならより楽しんでもらえて買ってもらえるかなって考えるようになってました。
他にも稼ぐ方法として、Blogやプログラミングなどの具体的な副業プランが8つも紹介されています。
増やす ー資産を増やす力ー
貯めて、稼げたお金を、増やす方法です。
積み上げた資産が所得を産んでくれる仕組みとして、株式や不動産投資に関する詳しい解説が書かれています。
ありがたいと思ったのは、詐欺に関する注意喚起が沢山載っているところ。
「詐欺ってこんなに色んな手法でやってくるの!?」って思わず言葉にしちゃうくらいに投資方法ごとに詐欺に関する注意喚起が飛んできます。
自分で頑張って大切に積み上げた資産を、信頼できない人や商品に簡単に渡してはいけないということを強く印象付けられます。
株式投資では、主にインデックス投資と高配当株投資に関して説明されていて、それぞれのメリットとデメリットも分かりやすく纏められていました。
守る ー資産を減らさない力ー
そして増えた資産を守る方法に関して。
「詐欺」「被災盗難」「浪費」「インフレ」によって資産が無くなってしまう事例がざっくりと紹介されていました。
ページ数的にかなり少ない項目でしたが、それより前の章で様々な警告と対策方法が紹介されていたので、数ページで終わっているのだろうという印象です。
使う ー人生を豊かにすることにお金を使う力ー
お金を持った後も大事という話。
私はまだその域まで達しておらず、実感は湧かなかったのですが、お金を持って仕事をしなくても良くなってしまったが故に「孤独感」や「不安」に苛まれることになるそうです。
こうなってしまうといくら経済的自由を達成しても、人生に意味が無くなってしまうので、そうならないための良いお金の使い方について語られています。
身近な人へプレゼントを買ってあげたり、改めていろんなことを学ぶことに使ったりと、心を豊かにするための方法とも言えることかなと思いました。
まとめ
上記5つの全てのスキルを満遍なく育てていって、初めて「経済的自由」を得ることができる。
「お金持ちになる節約術」でもなく、「月100万を稼ぐ方法」でもなく、「絶対儲かる投資手法」でもない。
お金のことを総括的に学んで、初めて豊かな人生のスタート地点に立てるということを学べる本でした。
これから副業したい、お金のことを知りたいと思った時に間違いなくお勧めできる一冊だと感じたので、私と同じように経済的自由を目指していく方には積極的に紹介していこうと思います。
もっとお金に余裕をもって暮らしたい。
一生遊んで暮らせたらいいのに。
でもどうせ私は一般人だし無理だよな・・・