自作のアナログゲームを作ろうとしたとき、最初は誰しもこんな壁にぶち当たると思います。
この記事では、私が実践しているアナログゲームを作る際のアイディアの出し方、そしてそれを基にゲームを作るまでの流れを紹介していきます。
コンセプトを決める
今から作ろうとするゲームの「売り」となる要素を考えます。
この時、なるべく一言で表せるモノだと尚良いです。
例えば「コインをじゃらじゃらしたい」とか「ぴったり合計が同じになると気持ちいい」とか「見たこと無いくらい沢山サイコロを使う」とかで構いません。
これは私は割と直感で決めています。あ、これ面白そう!と思ったら、まず書き出して、それに肉付けしていく感じです。
ここで決めたことはゲームの軸となるので、この後の工程でなるべくここは変えないように注意しましょう。
できることを連想する
コンセプトを決めたら、そこからできることを連想します。
例えば、コインを使うのであれば、「コインを数える」「コイントス」「コインの重さを測る」「落とした音を聞く」「裏の数と表の数」「指で挟む」「コイン落とし」などです。
ここはなるべく多く、コンセプトに関連した動作を連想してキーワードを出していき、これは面白そうだ!遊んでみたいと思えるモノをピックアップしていきます。
もし連想できそうなモノが少なかったり、ピンとくるものが無ければ、もう一つコンセプトを足してみるのも良い施策です。
1つのことでは面白くなくても、2つ3つと組み合わせることで全然違う遊びのアイディアに発展していくことはよくあります。
ルールを決める
できることがピックアップできたら、今度はそれにルールを決めていきます。
例えば「コイントスで裏が出たら-1、表が出たら+1」「+5になるとコインが2枚になる」といった感じです。
面白いと思った動作に対して気持ちよく出来ればプラスに、できなければマイナスにといったルールを決めることで、ゲームの基礎が出来上がります。
この時、プラス要素の得点やご褒美に関しては適当で大丈夫です。
細部を詰める
ルールの基礎が出来上がれば、後は詳細な部分を決定していくだけです。
順番にプレイするほうが面白いのか、同時にプレイする方が面白いのか、マイナスがどれくらいまで行くとダメなのか、どんな条件を満たせばゲームが終わるのかといったことを考えていきます。
人数に関しては、1回のプレイにどれくらいの時間がかかるかを考えたり、どのくらいの人数でやれば面白そうかを想像して決めましょう。
ゲームの終わりに関しては、実はそれほど重要ではないと私は考えています。
勝利条件を達成したことの喜びというのも確かに必要ですが、ゲームで大切なのはプレイしている最中に楽しいかどうかだと考えているからです。
友人たちと話す
まだテストプレイまで行っていない段階でも、沢山の人達に自分のアイディアを話したり、意見を聞いてみたりしてみるのはとても大事です。
話している間に思ってもみなかった方向からのアプローチが飛んできたり、話す間に自分の中で考えが纏まっていってより完成度の高いビジョンが見えてくるからです。
テストプレイができる段階になっていれば、意見をどんどん取り入れながらゲームを変化させていくのもとても良い試みです。
ただし、ゲームのコンセプトはぶれないように。
お風呂に入る
突然何を言ってるんだと思うかもしれませんが、結構大事なことです。
私の経験則から、ゲームのことを考えながらお風呂に入ったりシャワーを浴びていると、突然閃くことが多々あります。
体温が上がって頭に血が巡り思考が良くなるからか、本当に閃く瞬間が訪れます。
そして、お風呂から上がったら忘れないようにメモを取りましょう。
一晩置く
これもとても大事。
ラブレターとかで良く言いますね。一晩経って朝読んでみるととても読めたものじゃないといったアレです。
アナログゲームでもそうで、「これは完璧なゲームだ!」と思い付いて形にした後に一晩経ってからよく考えると、あんまりおもしろくなかったりルールが穴だらけだったりするのはよくあることです。
一日でガッと作るのではなく、焦らず少しづつ形にしていきましょう。
ボードゲームを作りたいけどアイディアが出ない
大まかにはイメージできてるけど細かい部分が詰めれない
自作のボードゲームを完成まで持っていきたい