転職する気が無い人にも知ってもらいたい!転職の思考法

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ブログを書き出して1か月ほどになるのですが、「転職ブログは稼げる!」といった話を耳にすることが多いです。

実際に今は2人に1人が転職する時代とも言われていますし、昨今のコロナウィルスの影響により職を失った方も多いと聞きます。

きっと多くの方が失敗しない転職方法や、よりよい職場を探しているんだと思います。

今まで転職に関して無関心だった私ですが、現状を見ると知っておいて損は無いと思って、1冊の本を読みだしてみたんですが、これがまた面白かった!

今まで全く知らなった視点から職業に関する考え方が書かれていて、目から鱗が2枚も3枚も落ちるような内容でした。


この記事は、そんな体験をさせてくれたこのまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法という本の第一章第一部に書かれている思考法を、皆さんに紹介したいと思い、簡潔にまとめたものとなります。


自分のマーケットバリューを測る

マーケットバリューとは、世の中から見た自分の値段、自分の市場価値のことです。

雇用とは、自分という商品を会社が買うという一種の取引です。

まずは自分を『商品』としてみた場合に、自分にどんな価値があるのかを客観的に見る、自分のマーケットバリューを理解するためにはコレが必要になります。

まずは、今までの自分の経験や持っているスキル、資格などをノートやエクセルなどに書き出して整理し、自分という「商品」にどんな「資産価値」があるのかを調べましょう。

自分のマーケットバリューは、以下の3つの軸に関して、自分がどれほどの価値を持っているかで測ることができます。


技術的資産

これを極めた人は、どんな会社からも必要とされる、高い技術力を持った人ということです。

「大体何でも作れるプログラミング力」とか、「100人規模のプロジェクトチームを管理したことがある」といった、他の会社でも通用する価値のある技術が該当します。

この技術は、大きく二つの性質に分けられます。

専門性

専門性とは、「大体何でも作れるプログラミング力」が該当します。

これは「職業」でイメージすると分かりやすいかと思います。

「プログラマー」「営業」「事務職」「デザイナー」など、職業名に関わる能力がそのまま専門性となります。

経験

経験とは、『職種に紐づかない技術』のこと、「100人規模のプロジェクトチームを管理したことがある」が該当します。

多くの場合、チームのリーダーや子会社の経営など、人を管理する、チームを率いるといったものがこの経験に該当します。

他にも、新商品開発、人事制度の設計など、企画系の仕事もあてはまります。

(他の会社で展開できないモノは該当しない)

分ける必要性

この二つを分ける理由は、自分の年代によってて重視すべきポイントが違うからです。

20代のうちは専門性を、30代以降は経験を高めるような職種を選ぶ必要があります。

なぜなら、専門性は学べば誰にでも獲得可能ですが、経験は誰にでも回ってくるものではありません。

専門性のある人にこそ貴重な経験が回ってくるので、まずは20代で専門性を伸ばすことが重要となり、30代以降はその専門性を活かして経験を積んでいくことが重要になってくるわけです。

ただ、専門性を伸ばせと言っても、誰でもプロフェッショナルになれるわけではありません。専門性で上り詰めるには、プログラミング、デザイン、マーケティングといったスキルは明らかにセンスが必要になってきます。

しかし、経験はどういった職種を選ぶのか、どんなポジションに自分を置くのかを選ぶことで伸ばすことが可能です。

スペシャリストではない凡人こそ、経験で勝負する必要性が出てくるわけです。


人的資産

これを極めた人は、どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人ということです。

人脈といっても差し支えありません。もし自分が転職したとしても、変わらずに仕事をくれるような人が周りにいるかどうかがこの資産の指標になります。

人的資産は、20代のころは大して価値を持ちませんが、40代以降になると、非常に重要な価値を持ってきます。

ビジネスの世界では、優秀な人ほど意外と「あの人が言うからやろう」「あの人のためなら一肌脱ごう」という貸し借りの考え方で動いているためです。


業界の生産性

これは、特に才能が無くても、安定して高い給料をもらい続けられる人ということです。

最高ですよね。自分には「何でも作れるプログラミング力」とか「どこからでも契約を取れる営業力」なんてものが無くても、ノルマをこなしていれば高賃金で雇ってもらえるなんて。

実際、働く業界を選ぶことはとても重要で、例えば金融業界の人は20代でも年収2000万、でもウェディング業界の業界の人は30代後半でも200万円しか年収がないなど、10倍近い給与の違いが発生します。

これは、産業別のGDPには最大で20倍近い差があり、その差が給料の差に直結しているからです。

業界選びは間違うと、どんなに技術資産や人的資産が高くても、マーケットバリューは絶対に高くならないという致命的な問題がでてきます。これは個人の力で覆すことができないんです。

生産性が高い産業、もしくは業界全体が伸びている産業に就職することが、マーケットバリューを高める選択肢となります。

絶対にダメな選択肢は、生産性が低い上に成長が見込めない産業、つまり衰退産業で働くことです。


伸びている業界で働いたことがあるというのは、それだけで貴重な技術的資産となります。

会社を辞めても、同業他社で同じような業界に参入しようとした際に、重宝される人材となるからです。


まとめ

理想的なキャリアとは、「技術的資産」「人的資産」「業界の生産性」のうち、最低でも2つ以上が高い状態を指します。

この三つの指標が高ければ高いほど、給与の期待値は高くなり、低いほど給与の期待値は低くなります。

多くの人は一つか二つが高い状態になっていると思いますが、最終的に三つすべての軸を高い状態にすることで、自身のマーケットバリューを最大化することが可能となるわけです。


終わりに

かなりざっくりと、ほんの一部ではありますが、転職の思考法に関して紹介してみました。

ストーリー仕立てになっていてスルスル読めるので、詳細が気になった方はぜひ読んでみてください。

きっと、価値観がアップデートされる感覚が味わえるはずです。

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