株式投資を知って初めてみたいけど何をすればいいの?
どこの株を買えばいいの?
こんな悩みを解決します。
記事内容
- 株を始めたいならまずは目的を定めましょう
- 目的を1つに絞る必要はありません
- 株を1か所に集める時は考えて
株式投資を始めようといざ証券口座を作ってみても、何の株を買っていいのか分かんないという悩みを意外と多く聞きます。
その悩みは「株を買って何をしたいか」が定まってなくて、「株を買うこと」が目的になっているからでしょう。
この記事では株を始める際の目的を提示していきます。
株を始めたいならまずは目的を定めましょう
一口に株式投資といっても色んなスタイルがあります。
自分の目的がしっかりと無ければ「何を買えばいいのか」という問いには答えられません。
「夏の遊びは海がいいですか?山がいいですか?」と聞かれているようなものです。
そんなのあなたが「何をしたいか」で答えが変わるからです。
サーフィンがしたいなら「海」、滝を見たいなら「山」という感じに目的があって初めて手段を選ぶことができます。
でも株で何ができるかが分からなければ選びようがありませんので、今回は「株を買う」という行為の代表的な目的を書き出しました。
株の売り買いを楽しみたいなら
個別株やFXなどで短期トレードをしましょう。
「低いところで買って高いところで売る!」という日単位、週単位で成果を上げたい人はこちら。
投資の中でもリスクが高くギャンブル性が高い投資方法です。
リスクが高い分、短期間で多くの資産を築くことができますが、同時に資産を失う可能性も高いです。
老後のための資金を用意したいなら
全米株、全世界株などで長期投資をしましょう。
特にインデックス型と呼ばれる投資信託が手数料も安くわかりやすいのでオススメです。
毎月決まった金額を投資し続けるドルコスト平均法と呼ばれる投資法も併せて活用することで、福利の効果を活かして、ただ貯金するよりも多くの資産を老後に残しましょう。
老後資金ならiDeco、積み立てNISAという制度も併せて活用するといいでしょう。
株取引による利益には20%の税金が掛かりますが、これらの制度はその税金を免除してくれます。
早期リタイアを目指すなら
配当金を出してくれる株を長期保有する投資をしましょう。
配当金の金額が月々の生活費を上回れば、働いてお金を稼ぐ必要が無くなります。
「金の成る木」を買って、それを売ったりせずに持ち続けるイメージです。
株主優待を楽しみたいなら
日本株で好みの株主優待を出す株を長期保有しましょう。
株主優待は日本の企業独自の文化で、海外ではそういうシステムはありません。
株主優待の内容も商品券やクーポン券、商品そのものの支給など多岐に渡ります。
オススメの優待をまとめているサイトなどもあるので参考にして買っていきましょう。
ただ、株主優待目当てで買った株が値下がって、優待で貰う以上に損をした、なんて話もよく聞くので購入する株は慎重に決めましょう。
目的を1つに絞る必要はありません
主な4つの株を投資する目的を上げましたが、別に1つだけしかやっていけないなんてことはありません。
個別株に投資して短期トレードをして資産を作ろうと挑戦しながら、配当株を多く出す株を定期的に買っていっても大丈夫です。
いろんな株の投資方法を試して、自分に合った投資方法や目的を探すというのも一つの選択肢です。
ただし、投資は資金が多ければ多いほどリターンが大きいということと、自分の資金は無限ではないということを覚えておいてください。
投資は資金が多ければ多いほどリターンが大きい
例えば「短期トレードで100万円を稼ぎたい!」という目的をたてたとします。
資金が100万円しかない人が100万円を稼ぐには200%に増やす必要があります。
一方で、資産が1000万円ある人が100万円を稼ぐのは20%増やすだけでいいんです。
これは短期のトレードだけではなく、株式投資全体に言えることです。
お金を持っている人の方がよりお金を増やしやすいのが現実です。
沢山の投資に手を出すと資金が分散するため、大きな利益を出すことはそれだけ難しくなります。
株を1か所に集める時は考えて
よし!それじゃ上がりそうな株に全財産まとめて投資だ!!
ストーーーーーーーーップ!!!!!!よく考えて!!!
株の格言に「1つのカゴに全ての卵を盛るな」というものがあります。
卵を1つのカゴに盛って運ぶと、そのカゴをひっくり返してしまった時に卵が全てダメになってしまうので、複数のカゴに分けて盛って運びましょうという意味です。
カゴは株、卵は資産のことです。
つまり、自分の資産を1つの株へ全て投資してしまうと、その株が値下がった時には大打撃を受けてしまうので、いろんな株へ投資してリスクを減らしましょうという教えです。
これを分散投資といい、1つのカゴに盛ることを集中投資と言います。
もちろん、1つのカゴに卵を盛れば、一回運ぶだけで卵を運びきることが可能です。
株でいうと1つの株が2倍、3倍になるとその分資産が2倍、3倍となるので大きな資産を得ることができます。
分散投資が良いのか、集中投資が良いのかは、これもやっぱり目的や、自分の心が許せるリスクがどれくらいかによります。
資金を短期間に10倍にしたいというなら分散投資をしていては達成できる見込みは低いので、資金が減るリスクを負って集中投資をするべきでしょう。
逆に老後の資金を作りたいのに集中投資をしていては、30年後にその株は紙切れになっている可能性もあるのですから、分散投資でリスクを減らす方がいいでしょう。
また、1000万円のお金が1週間で500万円まで減ったらもう心が持たない・・・という人は集中投資はやめておくべきでしょう。
まとめ
「株を買う」のはあくまで手段であり目的ではありません。
自分は何のために株を買おうとしているのか、どれくらいの期間でどれくらい資産を増やしたいのか、自分のメンタルはどのくらいの損失まで許容できそうか。
これらをしっかりと見定め、何の株を買うのかを判断していきましょう。
この記事が投資の参考になれば幸いです⭐
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