選択肢が多すぎるとゲームは面白くなくなります

面白いゲームっていろんな組み合わせとか選択肢があるなぁ。
そうだ!もっともっと選択肢を増やしてめちゃくちゃ色んな展開が見れるゲームを作ればもっと面白いゲームができるんじゃないかな!

なんて考えたこと、ある人居ると思います。

確かに選択肢が多くなれば、ゲームはプレイする度に違う顔を見せてくれるようになるので、一見面白いゲームができるように感じます。

ですが、多すぎる選択肢は遊びにくいゲームとなってしまいます。何故でしょうか。

今回はそんな記事です。

この記事の内容

  1. 人は選択肢が多すぎると「選ばない」生き物です。
  2. ゲームデザインでも同じです。
  3. どうやって少ない選択肢のゲームを作っていくか。


✓選択肢は多すぎると選べない

沢山の選択肢があればあるだけいいと考えがちですが、実はそうではありません。

人は選択肢が多すぎると、何を選んでいいかが分からなくなり、選択できなくなります。

社会学者のマーク・レバーという方が、高級スーパーマーケットにジャムの試食コーナーを設けてとある実験を行いました。

一か所には6種類のジャム、もう一か所には24種類のジャムを置いたところ、24種類のジャムのコーナーに立ち寄った人たちはたった三パーセントの人しかジャムを買いませんでしたが、6種類のジャムのコーナーに立ち寄った人は三十パーセントもの人がジャムを購入していきました。

余りに選択肢が多すぎると、人は決定を下すのが煩わしくなってしまい、結果「何もしない」という選択を取る人が多いということです。

これは私の体験ですが、旧世代のMMORPGでは、「何でもできる」というのが売り文句でその実、クエストも何もなく広大な世界へと放り出されて「さぁあとは自由に遊んでね」なんて状態になることがザラでした。

私は自ら目的を見つけてそのゲームを遊んでいましたが、友人を誘って遊ばせてみたところ、「何をしたらいいかが分からない」といって早々にそのゲームを辞めてしまいました。選択肢が多すぎて選べなかった典型例と言えます。


✓ゲームデザインでも同じ

ボードゲームのシステムをデザインする時も同様です。

  • 手札6枚のカード全てにシナジーがあって合計30種類ものコンボが可能!
  • 手札6枚のうち2枚ずつがペアになって3つのコンボが可能!

ヘビィなゲーマーにとっては、前者の方が魅力的に感じますが、多くのユーザー、特にライトゲーマーにとっては、後者の方が遊びやすいゲームであることは明白でしょう。

カードの組み合わせに限らず「自分のターンに可能な行動が無数にある」とか「誰とでも好きなだけ取引ができる」といった制限のない要素も、選べるけど煩わしくなって選ばないとなってしまいがちです。

選択肢は3つ程度が最適で、どんなに多くても10は超えないようにデザインしたほうがいいでしょう。


✓要素の削り方

アイディア段階から要素を削っておくほうがいいかというと、そういうわけではありません。

まずは多様なアイディアを出しておかなければ、何が面白いのか、どの要素に魅力があるのかを検証することがそもそもできません。最初はなるべく多くのアイディアを出しておいて、テストプレイを経て数を減らしていく方が良いでしょう

ただ、その場合はなるべく多くのゲームを遊んだことのある人や、ある程度テストプレイに参加したことのあるヘビィなゲーマーの方に頼んだほうが良いです。ライトな方は選択肢が多い状態だと正常に遊ぶことが難しい状態になってしまうためです。

テストプレイで様々な要素をテストしてもらったら、その中から手ごたえのあったモノ、何度も繰り返し使ってくれたモノ、最初に使ってくれたモノなどを残し、逆に人気が無かったり、面白さが出なかった要素を削っていきましょう。

最終的に残す要素を厳選し、適度な選択肢まで落ち着いたところで、改めてライトゲーマーの人達にテストプレイをしてもらうと良いでしょう。

テストプレイに関しては以下の記事も参考にしてみてください。

✓まとめ

多すぎる選択肢はプレイヤーにとって「何も選択しない」という選択を取らせます。

厳選した要素に絞って、ゲームをデザインするのが、より多くの人に楽しんでもらえるゲームを作るコツとなります。

この記事がゲームデザインの参考になれば幸いです⭐

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