ボドゲは何個量産すればいいのか【私の考え方を共有します】

ボドゲを作ってみたいけど一体何個作ればいいんだろう

こんな悩みを持つ方に向けた記事となります。

初めてボードゲームを作ろうとされる方にとって「何個作るか」はかなり大きな悩みだと思います。

私も初めてボードゲームを作る時は一体何個作ればいいのか皆目見当もつきませんでした。

この記事では、ボドゲ製作歴4年の私が、最初どういう考えのもと、1つのゲームを何個製造していたのかを経験談を交えながらお伝えしていきたいと思います。

「何個作るか」に明確な正解はありませんが、参考にしていただければと思います。


■ボドゲは何個量産すればいいのか

まずは何が問題で、何が悩みのタネになっているのかを明確にしましょう。

悩み1:まずそもそも「売れるのか」

自分たちがゲームを作り、それをイベントで頒布しても1つも買ってもらえないなんて状況もあるわけです。

そんな状態で100個も200個も作ったら、製造コストだけ何十万もかかった上でお家に在庫の入った段ボールの山が詰まれることになってしまいます。

悩み2:「原価」と「販売価格」

工業生産される製品には必ず「原価」つまり製造するのにかかる費用というものがあります。

ボドゲに限らず、商品は多く作れば多く作るほど、1個の原価が安くなります。

10個作るのに5万円かかる商品は、1個あたりの原価は5000円になりますが、
1000個って50万円で済むなら、1個あたりの原価は500円となります。

しかし大量に作るためには多額の資金が必要になりますし、量が多くなればなるほど全ての商品を売り切るのが難しくなります。

5000円のゲームを10個売るのと、500円のゲームを1000個売る、きっと前者の方が完売しやすいでしょう。

「でもできれば2000円くらいで販売したい」そんな丁度いいバランスを探るのが難しいわけです。


■20個作って試しに参加してみた

では、まずは悩み1:そもそも売れるのかをどのように解決したかをお話します。

私たちlittledesertはまず「売れるのか」を試すために処女作「Jackpot」を20個作って、ゲームマーケット2016秋に参加してみようと決めました。

ネット印刷会社をいくつも調べて、小ロットでも安く望む形の箱、ゲームのカード、説明書を印刷してくれる会社を探しました。

小ロットを安く作る方法に関しては、以下の記事で紹介しています。(タイトルは100セットとなっていますが、小ロットの対応も可能です)

ただ、初参加の無名のサークルがあの広い会場で目を付けてもらうのは難しい、というか自分たちが逆の立場ならまず見向きもしないという想定はありました。

なので、「できるだけ他とは違う方向性のパッケージイラストにしよう」「コンポーネントが売りだから、それを前面に押し出すようにブースをデザインしよう」というちょっとした戦略を立てたりはしていました。

結果、20個全て完売することができ、これが後々の活動を行う自信に繋がったと思います。


■5年かけて売ろうと決めた

「私たちの作ったゲームを欲しがってくれる人が居る」ということが分かりました。

これはほんとに凄く嬉しいことで、今まで体験したことのない嬉しさでした。

そしてよりクオリティを高めたい!より良いものを提供したい!もっと沢山届けたい!と考えるようになったわけです。

そこで、製造数を多くしてよりクオリティの高い商品を作ろうと考えてまた色んなネット印刷会社を調べました。

製造費用だけでなく、私たちは関西圏の人間なので、東京への交通費、宿泊費、荷物の輸送代も考えながら売り上げから捻出しなければなりません。

いくら同人活動といえど、商品を売れば売るだけ赤字になるような活動をしていてはいつか身を滅ぼしてしまう、というのは同人誌の界隈で散々言われていたことです。

いろいろな試算の結果、200個生産すれば今の値段を落とさず、以前よりも高いクオリティで、活動にも支障のない売り上げがでることが分かりました。

Jackpotは4500円と、他のゲームマーケットで出品されているゲームに比べて高い値段設定となっていました。

4500円の同人ボドゲを200個売る・・・結構高いハードルです。

そこで私たちは決断しました。

5年掛けて200個を売りきろう!と。

ゲムマ2016秋に20個持って行って完売した、今後同じように売れるなら、10回イベントに参加すれば200個を売り切れると考えたわけです。

ゲームマーケットは1年に3回開催されています。東京2回と関西1回。

ゲームマーケットに参加し続ければ4年目で完売させることが可能というわけです。

もちろん目新しさが無くなっていったり、既に買ってくれた方は買わないため、売れ行きが落ちることも考えられたので、余裕をもって「5年」と定めました。

ゲムマ2017神戸から量産した200個のJackpotを売り出して、現在4年目の2020秋。

コロナの影響で2回ほどイベントがスキップされてしまいましたが、Jackpotの売上数は現在180個を突破し、早ければ次回のゲムマ2021大阪で完売となる見込みです。


■まとめ

ボドゲでも何でも「物を作って売る」となると、「何個売れるの」「何個作るの」という話が付いて回ります。

私たちは自分たちの手元にある予算と生産できるゲームのクオリティを重視した上で、「時間をかけて売る」という選択を取りました。

また、「複数のゲームを作って並行して売る」なんて戦略もとりながら、1回のイベントへの参加費、交通費をできるだけ1つの商品の値段負担にならないように工夫したりしていきました。

まぁ5年くらいなら活動続けているでしょう!なんて気楽な気持ちで始めたこの活動も、今では立派なライフワークになりつつあります。

5年を過ぎても、まだまだ活動は続けていくつもりです。(Jackpotは売り切れ次第生産終了となる予定ではありますが)

今後もボドゲ作りで気付いた点をこのブログでシェアしていきますので、是非とも応援よろしくお願いいたします!


あ、ボドゲ作ってみたい!と思っている方は、以下のまとめ記事も読んでいってみてください!知りたかった情報があるかもしれません!

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