簡単にボードゲームを自作する方法を知りたい
できるだけお金を使わずに材料をそろえたい
面白いモノができたら量産して販売してみたい
こういった考えをお持ちの方にオススメの記事です。
この記事では、販売目的ではなく、まずは趣味でボードゲームを自作してみたいという方に向けた情報を発信しています。
追記:最新の作り方をこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください。
記事の内容
- ボードゲームの簡単な作り方が分かります。
- オススメの安い材料の揃え方を解説します。
- 量産して販売する方法を教えます。
この記事を書いている私は、ボードゲームを作って4年、ボードゲーム即売会で計400個販売し、売上100万円を達成しました。
思っている以上にボードゲームは簡単に作れます。
小規模のものなら30分程度で作れるので、是非チャレンジしてみてください。
小学生でもできるボードゲームの作り方
ゲームを作りたい!と思っている方は、既にある程度どんなゲームなのかイメージがあると思います。
もしまだイメージが湧いていない!という方は、以下の記事を参考にアイディアを出してみてください。
では、まずは簡単なツールを使って、頭の中のイメージを外に出してみましょう。
トランプ
トランプはとても優秀なツールで、赤と黒、1~13の数字、4つの陣営といったボードゲームで扱う要素を多分に含んでくれているので、工夫次第でいろんなことに使えます。
例えば、1~6のカードを1枚ずつ混ぜて1枚引けば、サイコロの代わりになりますし、カードを並べて表面は地面、赤は道で、黒は森、裏面は海といったように簡単にマス目のあるボードが作れます。
トランプの情報が足りなければ、直接書き込でも大丈夫です。100円均一のトランプなら1枚1~2円程度だと割り切って、もったいないなんて考えず、バンバン書き込んでいきましょう。
私もカードを使ったゲームをよく作りますが、まずはトランプで試作品を作っています。
とても手軽に手に入りますし、何より印刷や書き込みなどの準備がほとんど必要ないのが魅力です。
スリーブに紙を入れる
1枚のカードに色んな情報を入れたりしたい場合は、ノートやルーズリーフ、コピー用紙をカードサイズにハサミで切り分けて、それに情報を書き込みましょう。
もしカードゲーム用のスリーブをお持ちの方は、もう使わないカードをスリーブに入れて、そこに情報を書いた紙を挟んでおくと、しっかりしたカードが作れます。
トランプの上に紙を張り付けたり、トランプをスリーブに入れても大丈夫です。
紙を裁断して使うだけだとどうしても大きさが不揃いだったり、透けて裏が見えたりしますが、スリーブで下地を用意してあげるとその問題が一気に解決しますね。
■イラストを入れる
簡単なイラストが描かれた紙を用意してみるとぐっと自作ゲーム感が増すのでオススメです。
ご自宅にプリンターが無くても、今はコンビニにデータを持っていけば簡単に印刷することができます。
「イラストなんて描けないよ!」という声が聞こえてきそうですが、別にイラストを描く必要はありません。
個人利用の範囲内で印刷を許可していたり、フリーに使える画像はネット上にいっぱいあるので、フリーイラストなどで検索してみてください。
いらすとやさんなんかは種類も豊富で世界観の統一ができるのでオススメですね。
名刺サイズで印刷すればトランプより少し小さい程度になるので、こういったテンプレートを使って何枚か同時に刷ってしまうと紙とインク代に節約になります。
イラストには著作権があるので、個人利用と販売目的は分けて考えてください。販売してもいいかは各イラストや掲載サイトに必ず確認してください。
オススメの低価格素材
お高いボードゲーム自作キットなんて買わなくて大丈夫です。
100円均一ショップに置いてあるもので、大体のゲームは自作できます。
■トランプ
まずはカードが必要になると思うで、2組1セットのトランプがオススメです。これでしっかりとしたカードを100枚ちょっと確保できます。
■おはじき/ビー玉
おはじきやビーダマは、ポイントを数えたりする「トークン」として活用できます。最初から色分けされているので、複数個買っておくといろんなゲームに使えます。
■クリップ
クリップ類も、トークンとしてまとまった数が用意できるので便利です。
カラフルなものであれば陣営ごとの使い分けも可能になります。
カードに挟む使い方ができるので、何か特殊な状態を表現したり、カードの隅に数字を書いてそこを示すように使ったりもできます。
■子供用のおもちゃ
子供用のおもちゃもりっぱな自作ゲームの素材になってくれます。
コマや小物としての作りもしっかりしたものが多いので、作ろうとしているゲームに使えそうなものを色々探してみてください。
量産して販売する方法
面白いゲームが出来上がったら、イベントで販売してみましょう。
ただし、今度は商品として仕上げる必要があるので、カードやボードを印刷してもらう必要が出てきますし、フリー素材が使えなかった場合はイラストを描いてもらう必要があります。
印刷とイラスト依頼はそれぞれ別の記事でまとめていますので、そちらを参照してください。
また、マニュアルを作ったり、販売するなら値段設定もする必要がでてくるので、それは以下の記事を参考にしてください。
販売に関しては、通信販売なども行えますが、個人的にはまずはゲームマーケットなどの即売会に参加して、直に購入してくれる方の反応を見た方が良いと思います。
自分の作ったゲームは他のボードゲームに負けないくらいインパクトを与えられるのか、パッケージやコンポーネント、マニュアルを見ただけで面白いと思ってもらえるのかなど、作るのと売るのはかなり違った視点が必要になってくるからです。
十分な手ごたえを感じたら、今度は通信販売を行っていく、という流れで良いでしょう。
終わりに
ボードゲームはほぼスキル無しで手軽に作れるのが魅力の1つだと思います。
この記事をきっかけに面白いゲームが作れた方は、ぜひゲームマーケットに出品側で参加してみてください。
きっと購入者目線では味わえなかった面白い体験が待っています。
沢山の自作ボードゲーマーが現れる未来に貢献できれば幸いです。